2011年11月05日
「幸」の意味
漢字は象形文字。
「山の稜線・川の流れ」など形をデフォルメして記号となり文字となり、「山」や「川」のように漢字となった。
しかし私が学校で習った漢字の成り立ちには間違いが多かった。
「元の画像」と「漢字」のつながりに意味が解らないのが多い。
それが、白川静氏の研究でほとんど解明された。だがいまだに白川氏の功績が評価されていないのは残念だ。
国民栄誉賞に値する研究だと思うが、、、
さて、表題の「幸」について。
これは古代中国における手枷をデフォルメして、縦にしたものから来ている。
では何故手枷=今の手錠が「幸せ」を意味するか?
昔の中国は野蛮というか今では考えられない処刑が行われていた。
死刑はもちろんだが、八つ裂きの語源にもなる、手足を四方に牛馬に引かせて裂くとか、
鍋で煮詰める、火であぶる、膝から下を切り落とす、入墨をする、、、
そんななかで「お前は手枷ですんで良かったなぁ」で、「幸せ者」となる。
もともと幸せなんて絶対的なもので無く、相対的なものだって言うことが解る。
例えば貯金が1億万あったら幸せ?家族全員が病気せずに10年すごせたら幸せ?
それよりも、今日ご飯が食べられた幸せ、今日病院いかないですんだ幸せ。
幸せに生きるコツは「怒りのハードルを上げて、幸せのハードルを下げる事」だそうです。
「これをされたら怒るでしょう、普通!」って言うところを、もう一段ハードルを上げましょう!
今日はこれされても怒らないよ。
「そんなことじゃ喜ばないよ、おれは」 なんて強がらないで、ちょっとしたことに幸せを見つけましょう!
自戒を込めて、、、
Posted by まるき薬局 at 14:44│Comments(0)